明大八王子が12安打11得点で聖パウロ学園を圧倒し、準決勝進出を決めた。初回の無死二、三塁の先制機を潰したものの、2回には村松凜太朗内野手(3年)の先制2点タイムリー三塁打で先手を奪い、その後も着実に加点して聖パウロ学園の反撃を4点に抑えた。
椙原(すぎはら)貴文監督(43)は、「すいません、疲れました。水を飲ませてください」と言いながら、バッグから水筒を取り出しておいしそうに水を流し込んだ。「今年のはこういうチームということだと思います。チャンスを作っても、何かが始まってしまって…、点数が入っても、苦しい展開になってしまい、それでもこうして勝ち進んでいるのは現実ですから」。
内野が好守備を連発したかと思うと、失策も出るなど、最後の最後まで点差以上の緊迫感の中で、逃げ切った。主将の佐藤啓太捕手(3年)は「春は初戦で負けてしまい、そこから気の緩みだけは絶対にダメとみんなで言ってきました」と、準決勝進出にも安堵(あんど)した表情は一切見せなかった。

