23年の再現となった決勝カードは、社が再び聖地をつかみ取った。3年ぶり3回目の甲子園。
初回から3回までは毎回三塁まで走者を進め、2回には2度本塁生還を狙うも、相手の本塁への好返球にも阻まれ無得点。すると5回に1点を先制され追いかける展開となった。
6回に同点とするも、すぐさま7回に再び勝ち越される。だが8回、1死から中前打で出塁すると、打席には4番小倉臣斗外野手(3年)。「やっぱり僕がこのチーム(の勝ちを)決めないといけないっていうのは常に思っていた」と4番としての自覚があった。カウント1-0からスライダーを振り抜くと、左翼へ飛び込む2ランとなり最終盤で逆転。「確信です。気持ちよかった」と最高の仕事をした。
ビハインドの展開からの逆転勝利も想定済だった。「常に負けているイメージもしていた。逆転されても勝ってても、常に自分たちは前へ進んでいく気持ちでやっていた」と全員が自分を、そしてチームを信じて戦っていた。
先発したエース岩井秀耶投手(3年)が、6回途中に痛めていた左臀部(でんぶ)の悪化により降板するアクシデントもあった。「今大会やっぱり岩井がすごい頑張ってくれたんで。最後打ったらすごい喜んでくれたんでそこは良かったです」とここまで連れてきてくれたエースへの感謝の一打ともなり、兵庫149チームの頂点に立った。

