初出場の有明(熊本)が劇的勝利した初戦に続いての逆転勝ちで、熊本地震で被災した地元へ2勝目を届けた。長崎日大との九州勢対決を制して16強入り。前回2桁得点の相手打線に対し、熊本大会から続く工修哉投手、斉藤遼汰郎投手(ともに3年)の継投リレーで、10安打ながら2失点で抑えた。熊本県勢の3回戦進出は22年九州学院以来4年ぶりで、有明旋風を巻き起こす。

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有明の“斉藤工”コンビがこの日も甲子園の大舞台で被災地へパワーを届ける勝利を引き寄せた。熊本大会、そして初戦に続き、工が先発してエース斉藤が後を引き継ぐ勝利の方程式でロースコアの投手戦を勝ちきった。斉藤は「被災した方々に勇気を与える思いでやっていたので、また1勝できて(勇気を)与えられたのかな」とよろこんだ。

工は初回3者凡退のあと毎回安打を許しながらも粘投で4回1失点。5回から斉藤がマウンドに上がり、6回、7回は無安打で抑えるなど8回まで無失点。最終回に1点を失ったものの、同点は許さなかった。

工は1年から頭角を現していた斉藤の背中を追って成長。制球の良さなどを買われ先発が定位置となった。この日は3-1の4回1死二、三塁の危機で「春から意識していた」という斉藤に負けぬ勝負強さで後続を打ち取った。

一方、以前は先発で配置転換となった斉藤。先発への思いが「夏直前まではあった」。しかし、練習試合などで中継ぎとしての起用が続いたことで「もう今は納得して割り切って」と与えられた役割で期待に応える。

人気俳優・斎藤工と読みが同じの「さいとう・たくみ」コンビが存在感を発揮。高見一茂監督(46)も「粘って取れた試合。普通、10安打されたら負けてる。でも投手が(要所で)粘ってくれた」とたたえた。次は16日、東日本国際大昌平との対戦。初出場同士の対戦だ。斉藤は「少し野手陣に助けられたので、次はしっかり自分が抑えて勝てるように。2人で抑えていく」とコンビでのさらなる躍動を誓った。【佐藤妙月】

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