横浜(神奈川)の157キロ右腕、織田翔希投手(3年)が、卒業後の進路でメジャー挑戦を視野に入れていることが20日、分かった。甲子園の準決勝で智弁和歌山に1-7で敗れた試合後、村田浩明監督(40)が明かした。今夏、甲子園最速の156キロをたたき出すなど、聖地を沸かせた超高校級右腕は、NPBとメジャーという広い選択肢から、新たな野球人生を選ぶ。

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織田の進路について、智弁和歌山戦の敗戦後、村田監督が注目発言を行った。「まだ白紙ですが、日本もメジャーも視野に入れながら進路を相談します」。今秋のNPBドラフトか。それとも卒業後、即渡米して大リーグ挑戦か。近辺が一気に騒がしくなってきた。

今年3月、練習試合にメジャースカウトが足を運ぶようになった頃、織田は「全然、気にしていません」と話していた。だが、本格的に春季大会が始まると、スカウトの数も増え、少しずつ選択肢の一つとして考え始めたようだ。

さらに、メジャースカウトの評価もうなぎ登り。1回戦の沖縄尚学戦ではメッツのジェームズ・カン国際スカウト部長が「日本の高校年代の選手ではトップの選手であることは間違いないが、特に身体能力の高さはアメリカの同世代の選手たちと引けを取らない」と評価。今夏の真っすぐは平均150キロ超で、県大会では最速157キロをマーク。甲子園では大会最速の156キロをたたき出すなど、超高校級のポテンシャルを国内外にアピールしてきた。

入学時から、OBで西武やレッドソックスなどで活躍した“怪物”松坂大輔氏(45)と比較されてきた。昨年は「比べていただいているのは光栄なこと。そこは超えなければいけない」と話していたが、今年は「意識はしていません」と繰り返した。甲子園最速は松坂氏の151キロを超えた。17日にS81歳で亡くなった元監督の渡辺元智さんは神奈川大会準決勝を観戦後「将来的にプロの世界でも松坂クラスになる可能性を秘めている」と話すなど、“大怪物”の域に達してきた。

沖縄尚学戦では、NPB12球団のほか、ドジャース、ヤンキース、メッツ、パドレス、レンジャーズなどMLBのスカウト陣が熱視線を送った。10月S22日のNPBドラフト会議の目玉として期待される一方で、直接メジャーに挑戦する道を選択するのか。試合後、織田は「まだ何も考えていません」と、明言は避けたが、その決断に大きな注目が集まる。

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