8回に逆転を許し、1点差で惜敗した健大高崎(群馬)の主将・石田雄星外野手(3年)が、充実した表情で今夏と2年半を振り返った。
高校野球生活は甲子園出場のチャンスが5度あるうち、1年夏から背番号8で計4大会出場。「高校野球をやりきったと強く感じています」。
24年センバツ優勝校だが、自身は入学後初の甲子園決勝の舞台だった。「決勝で負けてしまったのはすごく悔しいんですけど、こうして(夏は初の決勝進出で)健大の歴史を作れましたし、最高の仲間と出会えて、18年間生きてきた中で一番最高の夏休みになった」。
打線は2回に2点の先制を許したが、1点を追う8回1死二塁で、3球目をポール際に運び、逆転の右翼越え2ラン。「ベンチを出るときに、みんなから『雄星に回せ』っていう声と、タイムをとられた時に時間ができたので、アルプススタンドの仲間やベンチの仲間を見て『お前なら大丈夫だ』と勇気をもらった。みんなが自分に打たせてくれたんじゃないかなっていう風に思います」。
直後にバッテリーのミスで逆転を許し、準優勝で幕を閉じたが、自らの一振りに大きな自信と誇りが芽生えた。「アルプスやベンチのみんなが盛り上がってくれて、やっと自分がキャプテンとしての役割を果たせたんじゃないかな」と話した。

