広島が被爆66年の原爆の日を迎えた6日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した全国高校野球選手権大会の開会式前に、広島代表の如水館の選手が黙とうをささげた。

 選手18人は甲子園球場の新室内練習場で、原爆が投下された午前8時15分に広島の方角を向いて約1分間黙とう。樋口圭主将は「ことしは東北の地震で野球をしたくてもできない人もいる。野球をできることへの感謝の気持ちが強い。原爆で被爆された人のことも忘れてはいけない。これからの日本のことをしっかり考えていく必要があると思いました」と話した。