<全国高校野球選手権:開会式>◇6日

 「日本中のみんなが仲間です。消えることのない深い絆と勇気を日本中の仲間に届けられるよう全力でプレーする」-。開会式で選手宣誓を務めた金沢(石川)の石田翔太主将(3年)は、東日本大震災の被災地を含めた全国の人々に思いを込めて、甲子園でのプレーを誓った。

 出場49校の球児が見守る中、ひと言ひと言をかみしめるように宣誓。「伝えたいことは伝えることができた。緊張はなかった。(球場の)みんなが1つになっていた」。スタンドからは大きな拍手が送られた。

 宣誓のテーマは「仲間」や「絆」だった。「野球も1人じゃプレーできない。ここまで来た仲間と、これから戦う仲間と最高の試合をしたい」と言葉に力を込めた。