<全国高校野球選手権:作新学院3-2唐津商>◇13日◇2回戦

 作新学院(栃木)が剛腕を攻略して、49年ぶりの夏2勝を挙げた。序盤は最速153キロを記録した唐津商のエース北方悠誠(3年)に押される展開。守っても2点を先行されたが、中盤に打線が突破口を見いだした。4回に1点を返し、5回に石井一成三塁手(2年)、板崎直人二塁手(3年)の2本の適時打で逆転した。先発の大谷樹弘(2年)は9回1死まで2失点に封じ、最後は1死二塁のピンチを一塁から救援に回った飯野徹也(3年)が切り抜けて接戦を制した。板崎は「粘り負けないように最後までできた」と満足した。