<全国高校野球選手権:日大三11-8開星>◇14日◇2回戦

 開星打線が、好投手の吉永から15安打を放って意地を見せた。6回には主将の安田諒平(3年)が2点三塁打で一時逆転。サインはバントだったが、内野手の位置を見てヒッティングに切り替えて左中間へ運び「自分らしく甲子園でプレーできた。悔いはない」と胸を張った。

 159センチと小柄な体。島根大会中に同僚の故障で二塁から捕手に転向するなど、主将としてチームをまとめること以外にも悩みを抱えたが「苦しいことがたくさんあったけれど、このメンバーで野球ができて良かった」と笑った。