<高校野球山形大会:酒田南5-0山形中央>24日◇準決勝◇荘内銀行・日新製薬スタジアムやまがた

 山形中央が3年連続の決勝進出を逃した。1回に失策から先制点を献上。打線は酒田南・会田隆一郎投手(3年)から得点を奪えなかった。庄司秀幸監督(36)は「低めの変化球は見逃し三振でもいいと言っていたが、見極めきれなかった。私自身、こんなに膝をつき合わせて話し合った子どもたちはいない。甲子園に連れていけず、監督として力不足を痛感しています」と無念の表情。慢性的な腰痛に悩まされながら8回、111球を投げきった須貝勇哉投手(3年)は「エースが弱味を見せてはいけない。最高の3年間でした」と号泣した。