<高校野球東東京大会:成立学園8-6二松学舎大付>◇25日◇準々決勝◇神宮球場

 成立学園が8-6で二松学舎大付を下し、4年連続の準決勝進出を決めた。エース谷岡竜平(たっぺい)投手(2年)が、プロ注目打者の鈴木誠也投手(3年)を擁す二松学舎大付打線に16安打を浴びながらも、141球で6失点完投。打っても4-5と1点を追う8回1死一、三塁で左翼へ同点適時打を放った。この打球を左翼手が後逸し、一塁走者も一気に生還。逆転に成功した。菅沢剛監督(45)は「谷岡を代える気はまったくなかった。エースですから。シングルヒットはOKとミーティングで言っていた。打撃も確率は悪いけど力がある」とエース右腕に絶大な信頼を置いていた。