<高校野球群馬大会:高崎商2-0桐生商>◇27日◇決勝◇上毛新聞敷島球場

 02年以来2度目の優勝を目指した桐生商が、完封負けを喫した。1回に四球と4番松島俊輝内野手(3年)の中前打で2死一、三塁の好機をつくったが、後続が三振。2回以降は散発2安打で三塁を踏めなかった。

 速球派エースの柿田兼章投手(3年)は連投の疲労が影響し、先頭打者に中越え三塁打を許すなど1回に4安打2失点。徐々に立て直すも、結局これが決勝点となった。捕手として柿田をリードした広神全留(たける)主将(3年)は「流れがこっちに来ると信じていた。悔しいです」と泣きじゃくった。