<高校野球富山大会:富山工15-8富山商>◇27日◇決勝◇富山市民球場

 ノーシードから勝ち上がった富山工が、自慢の攻撃力で打撃戦を制し、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 1回にバスターを絡めた攻撃で2点を先制。3回には打者一巡の猛攻で5点を追加し、序盤で試合の流れをつかんだ。6回にも4長短打などで5点を奪い、富山商の追い上げを振り切った。

 80人の部員をまとめた主将の荒城は「意思統一が難しい時期もあったが、本当にうれしい」と涙ながらに初優勝を喜んだ。