<全国高校野球選手権:佐世保実5-3札幌一>◇11日◇1回戦

 佐世保実(長崎)が競り勝ち、20年ぶりに初戦を突破した。3回に4番松山和博内野手(3年)の左中間二塁打などで2点を先制。同点に追いつかれた6回には佐々原拓海内野手(2年)の適時打で勝ち越し。再度追いつかれた7回には押し出しで2点を挙げた。清水央彦(あきひこ)監督(41)は「甲子園で一つ勝つのは大変なこと。うちは松山のチームですから、彼のヒットに勢いづけられた」と3安打1打点の4番に目を細めた。