<全国高校野球選手権:桐光学園7-5常総学院>◇16日◇2回戦

 1回戦の今治西戦で22奪三振の大会新記録を作った桐光学園(神奈川)松井裕樹投手(2年)が先発。5点を失ったが毎回の19三振を奪い完投。2試合で計41三振とした。常総000002030=5桐光01202200X=7【常】菅原、伊藤、飯田【桐】松井

 <1回>1番大崎(左)直球とスライダーで1-2と追い込み4球目142キロ外角高め直球で見逃し三振。1個目。2番高島(左)1-2から126キロのスライダーで一ゴロ。3番内田(右)0-2から122キロ真ん中スライダーで見逃し三振。2個目。<2回>4番杉本(右)2-2から128キロのスライダーで空振り三振。3個目。5番酒井(左)3-2から直球が外れ四球。けん制で刺す。6番吉沢(右)3-2から142キロ外角直球で空振り三振。4個目。

 <3回>7番菅原(左)1-2から127キロ外角低めスライダーで空振り三振。5個目。8番田山(右)2-2から144キロ高め直球で空振り三振。6個目。9番石井の代打久道(右)2-2から144キロ直球で空振り三振。4連続で7個目。

 <4回>1番大崎(左)スライダーで0-2と追い込み144キロ直球で空振り三振。5連続で8個目。2番高島(左)0-2からスライダーで一ゴロ。3番内田(右)1-2から124キロスライダーを右前安打。これが初安打。4番杉本(右)初球142キロ直球を打って右飛。

 <5回>5番酒井(左)2-1から122キロスライダーで二ゴロ。6番吉沢(右)2-2から137キロ外角低め直球で空振り三振。9個目。7番菅原(左)2-2から126キロ、ワンバウンドのスライダーで空振り三振。10個目。

 <6回>8番田山(右)1-2から127キロのチェンジアップで空振り三振。11個目。9番伊藤(右)ストレートの四球。1番大崎(左)1-1から142キロ直球をセーフティーバントしたが投手正面。送りバントとなり2死二塁。2番高島(左)0-2と追い込んだが3球目外角直球を左中間へ適時三塁打。甲子園初失点。3番内田(右)2球目スライダーがワンバウンドになり暴投。三塁走者生還し2点目を失う。0-2からスライダーで空振り三振。12個目。

 <7回>4番杉本(右)1-0から2球目139キロ直球を右前安打。その後二盗。5番酒井(左)1-2から127キロスライダーで見逃し三振。13個目。6番吉沢(右)2-2から127キロスライダーで空振り三振。14個目。7番菅原(左)2-2から127キロスライダーで一ゴロ。無失点。

 

 <8回>8番田山(右)2-2から122キロのチェンジアップで見逃し三振。15個目。9番伊藤(右)2-2から123キロのチェンジアップを打ってボテボテの投手内野安打。1番大崎(左)ストレートの四球で1死一、二塁。2番高島(左)2球目に二走・伊藤が三盗成功。0-2から126キロスライダーで空振り三振。16個目。3番内田(右)2球目に一走・大崎が二盗成功。2死二、三塁。1-1からスライダーを中前安打。2者生還。4-7。なおも2死二塁。4番杉本(右)初球直球を中前にポテン安打。適時打となり5-7。2点差に。5番飯田(右)3-2から142キロ直球で空振り三振。17個目。

 <9回>6番吉沢(右)3球すべてスライダーで空振り三振。18個目。7番菅原(左)2-2から126キロスライダーで空振り三振。19個目。8番田山(右)2-1から直球で右飛。これで試合終了。

 ◆松井裕樹(まつい・ゆうき)1995年(平7)10月30日生まれ。横浜市出身。小学2年で野球を始め、3年生から投手に。横浜の青葉緑東リトルシニアに所属して中学3年では全日本選手権で優勝した。中学の先輩がいたことで桐光学園に進んだ。昨年の横浜との決勝戦も先発した。今夏の神奈川大会では46回1/3を投げ68奪三振。目標とする投手は杉内(巨人)。家族は両親と弟。174センチ、74キロ。左投げ左打ち。