<高校野球茨城大会:鹿島学園5-1日立一>◇22日◇準々決勝◇水戸市民球場

 鹿島学園がセンバツ21世紀候補の日立一を下し、ノーシードながら16年ぶり4強進出を果たした。

 初回に1点を先制したが、その後は日立一・加賀屋諒投手(3年)を攻めあぐね、7回に同点とされた。だが1-1の9回1死満塁。この日3度目の満塁の好機で、3番水野大貴内野手(3年)が左翼線に2点適時二塁打を放ち勝ち越し。後続も続いて4点をもぎ取り勝負を決めた。水野は「直球を狙っていた。思い切り振ることだけ考えていました」と殊勲打を喜んだ。

 日立一は加賀屋が粘りの投球で172球を投げたが、9回に力尽きた。