<高校野球千葉大会:習志野6-5成田>◇24日◇準々決勝◇QVCマリン

 習志野が成田との名門対決を制し4強入りした。

 5-5で迎えた延長12回裏、2死二塁から内野ゴロ一塁悪送球の間に二塁走者がサヨナラのホームを踏んだ。

 9回裏2死から同点に追いついた。二、三塁からプロ注目打者の4番松山大志投手(3年)に対し、成田バッテリーは敬遠策を選択。捕手が立ち上がりウエストボールが投じられると松山は投手をにらみつけた。そしてカウント3ボールからの4球目を抗議するかのようにわざと空振り。5球目は見逃し渋々一塁に歩いた。直後の満塁から5番佐野司主将(3年)が同点の2点適時打を右前にポトリと落として延長戦に持ち込んだ。

 昨夏はこの準々決勝で柏日体に0-7で完敗。その悔しさを晴らし、2年ぶりの甲子園へあと2勝とした。