<全国高校野球選手権:鳴門12-5星稜>◇10日◇1回戦

 4季連続出場の鳴門(徳島)が6年ぶり出場の星稜(石川)を破り33年ぶりの夏勝利を挙げた。7回に満塁本塁打などで8点を勝ち越し、試合を決めた。

 星稜は1回表1死満塁から5番丸山が中飛。三塁走者タッチアップで先制かと思われた。ところが三塁を狙った二塁走者がタッチアウト。本塁生還よりもアウトの方がわずかに早く得点は認められず併殺。

 鳴門はその裏、1番中野が安打で出塁も走塁ミスなどもあり無得点。

 その後、星稜・岩下、鳴門・板東の両先発投手が落ち着きを取り戻し3回まで両校無得点。

 鳴門が5回裏に先制した。1死後二塁打と安打で一、三塁。9番鳴川の投ゴロ併殺崩れの間に1点を奪った。

 星稜は6回表1死二塁から5番丸山の三塁線を破る適時二塁打で1-1同点。

 鳴門は7回裏1死満塁から2番甲本の右中間を破る走者一掃の三塁打で3点を勝ち越し。さらに4番伊勢の適時打で1点を加え5-1。その後2死満塁から7番松本が満塁本塁打を放ち9-1とリードを広げた。

 鳴門は8回裏にも河野の適時三塁打などで3点を追加。12-1とした。

 星稜は9回表、3連打でまず1点。1番北村の3ランで計4点を返したが反撃もここまで。5-12で敗れた。