<全国高校野球選手権:花巻東5-4鳴門>◇19日◇準々決勝

 花巻東(岩手)が鳴門(徳島)を破り、エース菊池雄星投手の09年以来4年ぶりの準決勝進出を決めた。

 156センチの小兵、千葉翔太外野手(3年)が、5打席5出塁と3回戦の済美戦に続き、大活躍した。

 1回の第1打席は13球粘って四球。第2打席は2球目を打って中前へクリーンヒット。第3打席、第4打席はいずれも8球粘って四球。第5打席は10球粘って四球と鳴門のエース板東に計41球(全投球数は163)も投げさせた。

 6回、8回の四球がいずれも得点に結び付き「自分が出塁すればクリーンアップが返してくれる」と千葉は満足そうに振り返った。

 これで09年、エース菊池雄星投手(現西武)以来のベスト4。「日本一が目標なのでまだ通過点です」と話した。