<全国高校野球選手権:前橋育英4-3延岡学園>◇22日◇決勝

 前橋育英(群馬)が延岡学園(宮崎)を4-3で破り初出場で初優勝した。

 3点を先行されたが5回に本塁打などで同点。7回無死三塁から荒井直樹監督(49)の次男で主将の4番荒井海斗内野手(3年)のタイムリーで決勝点を挙げた。

 荒井は「自分のミスで失点したので何としても打ちたいなと。結果が出てよかったです。思う存分できました」と話した。父である監督には「ありがとう、と言いたいです」と感謝した。

 息子とともにお立ち台に立った荒井監督は「ここにいることが信じられない気持ち。最高でした」と声をはずませた。9回のピンチには伝令を出し「オマエたちの守備力を見せてやれ」と激励。「いつも通りの守備をこれだけの人の中でできたことに満足しています。自分たちのやってきたことは間違いではなかったことがうれしい」と話した。