<高校野球鹿児島大会:鹿屋3-2鹿児島商>◇17日◇3回戦◇県立鴨池

 鹿児島商の19年ぶりとなる夏への挑戦は、まさかのサヨナラ負けで終わりを迎えた。

 2-0で9回1死。あと2アウトが取れなかった。失策、暴投などで1点を失い右越え同点三塁打を浴びたところで、7回から遊撃にまわっていた浜田和(やまと)投手(3年)が再びマウンドへ。だが、満塁後、投前スクイズを決められサヨナラ負けを喫した。

 無情の幕切れに通路でナインはうずくまった。岩切祐太捕手(3年)は「どこよりも練習してきたと思ってプレーしていたのですが、気持ちの面で最終的に勝てなかった」と目を真っ赤に腫らしていた。