<高校野球大阪大会:大阪学芸7-3金剛>◇21日◇3回戦◇久宝寺

 昨夏16強の大阪学芸が初戦を快勝突破した。

 1回裏の1死二塁で4番山中新之介内野手(3年)が先制打を放つと、5番笹原洋介捕手(3年)も続き3点を先制。

 守っては、4投手が継投。3点リードの7回表、この回からマウンドに立った高田雅也投手(3年)が金剛打線につかまり、2点を返されると、なお無死満塁。1打逆転のピンチでエース宮内絢也(けんや=3年)へとバトンが渡ると、ダブルプレーと三振で締め、直後の攻撃へ流れを作った。

 エースは「前のピッチャーが頑張っていたし、高田を負け投手にしたくなかった。俺が抑えたろと思った」。

 普段は、投手陣で良いライバル関係を築く。その中でも1番を背負う宮内は「投手陣を引っ張る責任がある」。強い責任感で、この日もピンチを切り抜けた。川村誠一監督(38)も「さすがエース」と太鼓判を押す。頼れるエースのけん引で16強の壁を破りに行く。