<高校野球山形大会:鶴岡高専4-0寒河江工>◇17日◇2回戦◇酒田市光ケ丘
鶴岡高専がエース秋山学(3年)の公式戦初完封で寒河江工を下し、9年ぶりの16強とした。
鶴岡高専のエース右腕秋山が3個目の三振で試合を締めくくった。散発4安打で練習試合を含めても初の完封に雄たけびを上げてガッツポーズ。「打者に応じて変化をつけながら投げられました」と、打たせて取る頭脳的投球でチームを過去最高に並ぶベスト16に導いた。
数々の節目を飾った。学校創立と同じ創部50年目。県高野連には小野寺良二監督(32)が3年に在校時の98年に加盟し、今年で15度目の夏を迎えた。夏は通算20試合目で6勝目(14敗)。小野寺監督はエースの奮闘を「三振を取れるピッチャーではありませんが、自分なりに工夫できる」と評価した。
自己最速は「1回だけ120キロを超えたことがあります」と屈託がない。だが直球は微妙に変化。変化球も「カーブは横や縦に変化して、投げてみないと分かりません」と制球不能?
この日は6番打者としても2安打3打点。6回には2点適時二塁打、7回にはバスターの構えから右犠飛で打点を挙げた。「意表を突くのが好きなんです。でも打撃は波があります」とどこまでも自然体だ。
5年制の高専で電気電子工学科を専攻。国鉄勤務だった祖父、JR勤務の父に続く鉄道マンを目指す。秋山は「やれるところまでやって笑って終わりたい」と、3回戦で優勝候補の酒田南に挑む。【佐々木雄高】
◆秋山学(あきやま・まなぶ)1994年(平6)4月13日、山形県温海町(現鶴岡市)生まれ。温海小5年からスポーツ少年団で野球を始め、全国大会出場。温海中では軟式野球部に在籍。鶴岡高専では1年春からベンチ入りし、2年秋からエース。右投げ右打ち。家族は祖父母、両親、弟。169センチ、65キロ。血液型B。

