<高校野球青森大会:弘前南4-3青森商>◇18日◇2回戦◇青森市営

 弘前南が青森商に逆転勝ちし、創立50周年に花を添えた。5回までに3点を奪われたが、後半反撃に転じた。8回表2死二、三塁で1番鈴木一歩右翼手(3年)が、中前打を放ち逆転。鈴木は5打数4安打2打点と大当たりだ。

 鈴木は「徳島商さんのおかげ」と感謝した。村上博樹監督(37)が、交流のある徳島商・森影浩章監督(49)からアドバイスを受けた打撃法を鈴木も身につけた。6月下旬、50周年記念招待試合で徳島商と対戦。全校応援の中で全国的名門と対戦した経験も、緊張しがちな初戦で生きた。

 この日は相手青森商が約700人の全校応援。「普通なら相当なプレッシャー。でも徳島商さんとの試合が何よりのリハーサルとなり、選手はのびのびやれた」と村上監督も感謝した。