体を動かしてモヤモヤを吹き飛ばせ。全国高校野球選手権(8日開幕、甲子園)の組み合わせ抽選会から一夜明けた6日、常葉学園菊川は兵庫・伊丹市内で練習を行った。球場を使えるのは午後4時からだったが、チームは同1時半に到着。同2時半から約30分間、周囲を走るなど、これまでより運動量を上げた。初戦が最も遅い第7日(14日)に決まり表情の暗かったナインも、気持ちを新たに大量の汗を流した。

 登地慶輔外野手(3年)は「これからは個人的に追い込んでいこうと思う」と、コンディション維持に注意を払った。この日の午前は宿舎内で過ごすなど、時間を持て余す状況が続くが「ゴロゴロするのも好きなので」と、漫画「名探偵コナン」を読みリフレッシュ。メリハリの利いた生活は歓迎のようだ。自己管理能力が問われる日程で、頼れるリードオフマンがチームの模範となる。【石原正二郎】