<高校野球南北海道大会:札幌日大7-0立命館慶祥>◇6日◇札幌地区Dブロック代表決定戦◇札幌円山

 公式戦5発の松田ばかりじゃない。札幌日大のトップバッター菅原郁輝(ふみき)右翼手(3年)が立命館慶祥戦で8回、コールド勝ちを決める2点本塁打を含め、三塁打と単打の大暴れで、3年連続9度目の南大会出場に導いた。他の2打席も敵失で出塁し5打席すべて塁に出て4得点。切り込み隊長として働いた。菅原は「新チームでは、全道に初めて出られるのでうれしい」と声を弾ませた。練習試合を含め生涯初の本塁打よりもチームの勝利を喜んだ。

 菅原の活躍を陰で支えたのが伊藤大将マネジャー(2年)だ。「何か選手に役立つことをしたい」と今春以降、独学でマッサージを勉強。前日も約10分間、菅原の足や肩回りをもんだ。菅原は「練習の後、疲れがすっきりと取れます。マネジャーのおかげで活躍ができました」と感謝した。選手、マネジャーと部員が一体となり甲子園を目指す。