<高校野球大阪大会:大阪桐蔭6-2履正社>◇29日◇準決勝◇舞洲

 センバツ準Vの履正社がまたも大阪桐蔭の前に屈した。これで夏の大会対大阪桐蔭は8連敗。岡田龍生監督(53)は「ピッチャーが打たれる、打たれないとか自分のことばかり考えている」と振り返った。

 先発の永谷暢章投手(2年)が1回につかまり一挙5点を奪われた。直球中心の投球で岡田監督は「桐蔭にしたら、しぼりやすかったでしょう」。試合後永谷は「ぼくのせいで3年生の夏を終わらせて本当に申し訳ない」と泣きはらした。継投した寺島成輝投手(1年)は「これ以降負けたくない。次も、その次も夏はある。歴史を変えていきたい」。現在の投手陣の中心は2年生以下。来年こそ負の歴史を断ち切る。