見た目から強豪校の仲間入りだ。第96回全国高校野球選手権(9日開幕、甲子園)の北北海道代表・武修館は5日、大阪・豊中市内で約2時間の練習を行った。初出場の武修館は甲子園出場記念で作製したベースボールTシャツを38人全員が着用。これまでは多種多様な装いだったが、全国の名門、強豪チームさながら、おそろいの身だしなみで一体感を上げて本番に臨む。今日6日に組み合わせ抽選会が行われる。

 武修館ナインがおそろいのベースボールTシャツに身をつつみ、汗を流した。北北海道大会優勝後に作製し、初めて土のグラウンドでそろって着用。左腕には「第96回全国高校野球選手権甲子園出場」の文字。上から下までチーム全体で同じものに統一し、まとまりのある装いになった。志賀和冴捕手(3年)は「強そうに見えますか?」とごきげんな様子だった。

 これまでは、先輩から譲られた練習着を着る選手もいたため、ふぞろいだった。緑、白のほかにも青、黒と色とりどり。石原敏樹部長(36)は「見るからに強豪って感じじゃないですよね」と笑ってその姿を見ていたほどだった。

 甲子園出場を決め、これを機に一新。小林正人監督(26)は「ばらばらな服だと勝手なプレーにつながる。まずは身だしなみをそろえることから、気持ちを1つにする」と説明。期間中の練習では必ず同じTシャツを着ることになったが、1人1枚しか持っていない。そのため、ナインは毎日の練習後に洗濯をする。これも一体感を生むためだ。

 外出時の見た目もこだわる。ホテルの向かいにあるコンビニに買い物に行くだけでも、おそろいのポロシャツの着用が義務化された。千葉祐也主将(3年)は「引き締まるし、武修館の看板を背負って歩いた方がいいので」と歓迎する。ホテル内で履くサンダルもおそろいと、宿舎内でも「統一感」が徹底されている。

 今日6日の組み合わせ抽選会で初戦の相手が決定する。千葉主将は「名の知れたチームと対戦してみたい」と意気込む。見た目も心も1つになり、自信をつけたナインが全国の強豪撃破に挑む。【保坂果那】

 ◆武修館が新調したアイテム

 新デザインのユニホーム上下、公式戦用帽子、練習用ベースボールTシャツ、練習用半袖Vジャンパー、練習用帽子、ポロシャツ、バッグ、アップシューズ、スパイクシューズ、室内用サンダル。