<センバツ高校野球:帝京3-2神戸国際大付>◇26日◇1回戦

 今大会注目のドラフト候補、神戸国際大付(兵庫)・岡本健投手(3年)が帝京(東京)に逆転負けし、初戦で姿を消した。急性腰痛で大会前の調整が遅れたが、味方の好守に支えられ、試合前半は無失点と力投。3回には自身の適時打で2点目を追加した。だが7回2死二塁からの一塁への打球に対し、一塁ベースカバーが遅れて内野安打にしてしまい、交代。左翼に下がったあと、救援投手が適時打を打たれ、8回には福田優人捕手(3年)の捕逸で逆転を許した。1点差で惜敗も、岡本は「夏までもう3カ月しかない。負けを引きずってはいられない。必ず戻って来ます」と気丈に語り、甲子園を去った。