<高校野球西東京大会:明治5-4明大中野>◇11日◇2回戦

 西東京の「明大」兄弟対決は、明治がサヨナラ勝ちで明大中野を下した。4-4で迎えた9回裏、2死満塁から代打の丸山拓郎(2年)が投手の足元を襲う安打を放ち、三塁走者を迎え入れた。ヒーローとなった丸山は「何でもいいから1点入れようと思った」。そんな執念が決勝点につながった。

 両校の兄弟対決は、東京大会が東西に分かれる前、1959年(昭34)夏5回戦以来だった。このときは2-4で明大中野に敗れた。明治が実に49年ぶりにリベンジを果たした。両校とも創部は1931年(昭6)。東東京に属していた明治が今春、西東京地区の調布に移転したことから対決が実現した。西沢翔主将(3年)は「プレッシャーを感じるけど、6大学で優勝した大学にあやかって勝ち進んでいきたい」と話した。