<全国高校野球選手権:高岡商5-1大府>◇5日◇1回戦

 大府の28年ぶりの夏は、1回戦で幕を閉じた。東愛知大会決勝で先発し勝利投手になった背番号「10」今村隆之(3年)が右肩痛のため、この日は背番号「1」大野彰之(3年)が先発。6回まで1失点でしのでいたが、同点の7回に6安打を浴びるなど4失点。ベンチで試合を見守っていた今村は「大野があんなに打たれるのは見たことがないのでびっくりした」と驚いたが、自身は8回に緊急登板し無失点でしのいだ。「試合に集中していたので、肩は痛くなかった。自分の力は出せました」と、悔しい敗戦にも胸を張った。