第92回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕)の岩手大会の抽選会が1日行われ、出場校の組み合わせが決まった。13日に開幕する岩手では水沢工の初戦は専大北上との因縁カードに決まった。
3年連続で延長サヨナラ負けを喫している水沢工が「因縁カード」を引いた。「正直びっくりしました」と山路俊也主将(3年)。相手は07、08年と連続で敗れている第3シードの専大北上だった。
07年は3回戦で対戦。1点リードして迎えた9回裏に追いつかれ、延長11回裏に4-6で敗退。08年も3回戦で当たり、これもまた9回裏に1失点し追いつかれ、延長14回裏に1-2で敗れた。昨年は相手は変わり3回戦で宮古商と対戦するも、三たび9回裏に追いつかれ延長11回の末、6-7で敗戦。すべて3回戦で、9回裏に同点とされている。まさに「負の連鎖」に巻き込まれてしまった状態だ。
だが今年は違う。私生活を見直し、野球につなげる。夏場の暑い日、昨年まではワイシャツの第3ボタンまで開けていたが、現在はきっちりとした襟元だ。授業態度では山路主将を中心に居眠りを撲滅した。
1年時にベンチ入りをしていた山路主将。延長サヨナラ負けで引退した3年生の悔し涙を目の当たりにした。「この組み合わせは因縁だと思う。勝つ」。歯切れの良い一言が自信の表れでもあった。【三須一紀】


