<高校野球鹿児島大会>◇22日◇決勝

 鹿児島実が2-0で樟南とのライバル対決を制し、2年ぶり17度目の甲子園出場を決めた。エース用皆(ようかい)峻(3年)、野田昇吾(2年)のリレーで樟南打線を無失点に抑えた。春の県大会決勝、夏の前哨戦となる5月の「NHK杯」決勝で樟南に敗れ、最後の舞台でリベンジした。準決勝で3回2失点KOされた用皆は決勝のマウンドで名誉挽回(ばんかい)。「今日は気持ちを入れて投げました。最後の瞬間は涙が出てきました」と話した。昨夏17年ぶりの初戦敗退からスタートしたチームが頂点をつかんだ。