夏は20年ぶりの甲子園となる成田(千葉)が6日、7日の智弁和歌山戦に向けて、西宮市内で最終調整を行った。エース中川諒投手(3年)は、30球の投げ込みを行った。もともと、肩が張るくらいの方が試合で力を発揮できるタイプ。30球は試合前日にしては少なめだというが、前日5日に100球を投げ込んでいたこともあり「だんだん疲れてきたので。この調子でいけば大丈夫」と充実した表情で話した。同校OBのロッテ唐川を手本にしたフォームから、最速143キロの直球を投げ込む。「真っすぐで押したい。キレで相手の打者を翻弄(ほんろう)したい」と、プレーボールの時を心待ちにしている様子だった。