<全国高校野球選手権:成田2-1智弁和歌山>◇7日◇1回戦

 智弁和歌山は07年に仙台育英・佐藤由規投手(現ヤクルト)に屈して以来3年ぶりに初戦で姿を消した。1点を追う7回1死一、三塁で城山、岩佐戸が連続三振。成田・中川に6安打14三振1点に抑えられた。プロ注目の西川遥輝外野手(3年)は3打数無安打1盗塁。春夏通算4度の甲子園で打率3割3分3厘(36打数12安打)8打点のドラフト候補は「1試合でも多く甲子園で試合をすることが監督への恩返しと思っていましたが」と高嶋監督に60勝目を贈ることも出来ず目を潤ませた。卒業後はプロを目指す。高嶋監督は「必ずまた出て来ます」と来春を見据えた。