レンジャーズ・ダルビッシュ有投手が8回途中を3安打に抑えながらまたしても1発に泣き、6勝目はならなかった。

 3回まで完璧な投球を見せていたが、1-0とリードした4回、先頭の1番コンフォルトを死球で歩かせ、1死一塁から3番ブルースに外角へのカーブを右中間フェンスをぎりぎりに越える逆転2ランを浴びた。フェンス上部直撃の判定で当初は同点三塁打だったが、ビデオ判定でくつがえり、初安打が痛恨の被弾となった。

 5回は下位打線を相手に3者凡退で立ち直り、6回も2番カブレラから外角へのスライダーでこの日8個目の三振を奪い、メジャー通算900奪三振を達成。しかし、その直後、再びブルースに外角へのカットボールを合わせられ左翼席へ運ばれる2打席連続のソロ本塁打。ここまでの被安打2がともに本塁打となり、5月27日のブルージェイズ戦、2日アストロズ戦に続き1発に沈んだ。今季の被本塁打も12となり早くも昨季に並んだ。

 7回も続投し、8回1死に9番レガネスに3安打目を打たれたところで降板した。投球内容は7回1/3、117球を投げ、3安打3失点2四死球9三振で、防御率は3・18。

 降板時は1-3とリードされていたが、8回にチリーノスの同点2ランが飛び出し、ダルビッシュの黒星は消えた。

 レンジャーズは9回に失策で1点を失い、3-4で敗れた。