二刀流として日米で名をとどろかせる日本ハム大谷翔平投手(22)の動向が注目される中、メジャーでは二刀流選手への門戸が広がり始めている。

 レッズのロレンゼンは、防御率2点台を維持し今季はセーブも記録するなど救援投手として活躍する一方、4月6日のフィリーズ戦で代打本塁打を放ち打撃力をアピール。大学時代は外野手としても活躍しており、現在は二刀流に挑戦中。救援投手は通常、打撃練習を行わないものだが、ロレンゼンは野手組に交じってフリー打撃に毎日参加し、中堅と左翼でフライを捕球する練習も欠かさない。投手と野手両方の練習をこなすのは「つい3年前までは外野手だったから苦ではない。ただメジャーレベルだから大変な努力が必要」という。

 ◆MLB成績 (投)9勝12敗 防4・33(打)率2割2分9厘 2本塁打 8打点

 ◆マイケル・ロレンゼン 92年1月4日、カリフォルニア州生まれ。高校卒業時にレイズから野手として7巡目に指名されたが大学進学し、外野手兼投手で全米屈指の活躍。13年ドラフト1巡目(全体38位)で投手としてレッズに入団。190センチ、98キロ。右投げ右打ち。