大リーグ選手会が、未契約FA選手のための合同キャンプ実施計画を進めていると、複数の米メディアが7日、伝えた。

 ヤフースポーツのティム・ブラウン記者によると、キャンプ地候補はアスリート・マネジメント大手のIMGが運営する野球アカデミー施設(フロリダ州ブラデントン)など、フロリダ州とアリゾナ州で3カ所以上が挙がっている。コーチや必要なスタッフをそろえる準備も進め、早ければメジャーのキャンプがスタートする時期に合わせ13日にも開始する計画だという。

 今オフのFA市場は史上希に見るほど停滞しており、100人以上のFA選手が未契約のまま。ダルビッシュ有投手(31=ドジャースFA)、ジェーク・アリエタ投手(31=カブスFA)、昨季45本塁打のJ・D・マルティネス内野手(30=ダイヤモンドバックスFA)、2年連続25本塁打のエリク・ホスマー内野手(28=ロイヤルズFA)ら、多くのトップランクFA選手も契約が決まっていない。日本選手ではイチロー外野手(44=マーリンズFA)、上原浩治投手(42=カブスFA)も未契約のままだ。

 未契約FA選手の合同キャンプは、選手がストライキを行っていた1995年春にも開催されており、今回実現すれば22年ぶりとなる。