エンゼルス大谷翔平投手(23)が10日(日本時間11日)、メジャーでの二刀流調整をのぞかせた。前日のフリー打撃に続き、マイナー施設でブルペン投球など投手の調整を行ったもよう。ブルペン投球と打撃練習を同日に行うこともあった日本での調整とは違い、この日は2日続けていた屋外でのフリー打撃を回避。日本よりも短いメジャーの練習時間を見据え、メリハリをつけたメニューの組み方にしているとみられる。打者練習と投手練習を分けて行う、今後のモデルケースとなりそうだ。

 キャンプインまであと4日。施設周辺に報道陣が近寄れない厳戒態勢が敷かれている。大谷が練習した場所から50メートルのほどの距離ではコヨーテが姿を見せた。球団関係者は「ウサギなど小さな動物は食べられる。裏山に住んでいると聞いている」と言う。練習の合間の移動には警戒が必要だ。(テンピ=本間翼)