ヤンキースの今季開幕投手が誰になるのか注目を集める中、候補の1人に挙がっている右腕ルイス・セベリーノ(23)が“ライバル”の田中将大投手(29)を推した。

 18日付のニュージャージー・ドットコムの取材に「もしチームから誰を開幕投手にするか選びなさいと言われたら、僕はタナカを選ぶよ。当然だよ」と発言。その理由を問われると「タナカはベテランだし、メジャーでベストの投手の1人だ。昨季は調子が悪かったが、シーズン終盤は調子を上げて終わらせた。プレーオフでは、このチームでベストの投手の1人だった。僕はタナカを選ぶよ」と話した。

 アーロン・ブーン新監督は、まだ開幕投手を指名しておらず、ニューヨークの地元メディアでは田中とセベリーノの2人が候補と伝えている。セベリーノは3年目の昨季、自己最多の31試合に登板し、14勝6敗、防御率2・98をマーク。サイ・ヤング賞選出では3位の票を集めた。

 一方の田中は、30試合に登板し13勝12敗、防御率4・74と、自身初の2ケタ黒星とワースト防御率を記録したが、ポストシーズンでは3試合で防御率0・90と好投した。今季も開幕投手に選ばれれば4年連続となり、日本投手では初となる。