西武からパドレスに移籍した牧田和久投手(33)が、キャンプイン早々に若手にアドバイスし、アンディ・グリーン監督(40)を感心させた。

 18日付のサンディエゴ・ユニオントリビューン電子版によると、キャンプにはマイナーから招待選手として参加しているアダム・シンバー、エリク・ヤードリーという2人の横手投げ投手がおり、この日は彼らが打撃投手を務めていた。そのときグリーン監督が、牧田に「2人の投げ方を見て、どう思う?」と尋ねると、牧田は2人の投球を見た後、サブマリン投法のスペシャリストとして的確に返答した。

 同監督は「彼はシンバーにとって、非常にためになる指摘をしてくれた。なかなかできることではないよ。違う国から来てキャンプに入って、どうやったらチームメートの助けになるかを考え、実行に移すのだからね」と感心。自身は07年に日本ハムでプレーしており「私が日本にいたときは、そんなことはしていなかった。自分のことを考えるのが精いっぱいだった。彼の行動は、彼の人となりを物語っているよ」と称賛を惜しまなかった。