いきなり歴史的な1発を放った。エンゼルス大谷翔平投手(23)が、インディアンス戦に「8番指名打者(DH)」で出場し、本拠地初打席でメジャー1号を放った。勝ち越した直後の1回2死二、三塁から右中間スタンドへ3ランをたたき込んだ。1日(同2日)に投手としてメジャー初勝利を挙げ、その2日以内に打者で本塁打を放ったのは、1921年のベーブ・ルース(ヤンキース)以来という。米国ファンも驚かせる快挙を、愛らしい笑顔の残る青年が、やってのけた。

 大谷に米国が魅了された。ESPN電子版は「オオタニが純粋に喜びあふれる表情を見せる瞬間は、ビューティフルだった」とし、今年7月に殿堂入りする元ブレーブスの名三塁手チッパー・ジョーンズ氏は自身のツイッターで「若い選手がこんな偉業を成し遂げるなんて、何とクールなことか」とエール。ツイッターでは「おめでとう」の祝福の声であふれ、米国人女性からは「彼はキュートね」と称賛する声が目立った。