米大リーグのマンフレッド・コミッショナーが11日、ロサンゼルスで取材に応じ、投打の「二刀流」として活躍しているエンゼルス大谷翔平投手を「おそらく今の大リーグで最大のストーリー(物語)だ。素晴らしいデビューだ」などと称賛した。

 長いメジャーの歴史でも、伝説の名選手ベーブ・ルースを最後に、本格的な二刀流を成功させた選手は皆無だった。同コミッショナーは「特別な才能があるからこそ、二刀流でプレーする機会を与えようとしたメジャー球団が複数あった」と指摘した。

 リーグ全体に与える影響について問われると「多くの人々が刺激を受け、同じようにやってみようとする選手が出てくるかもしれない。違うことが起こるというのは、どのスポーツにとっても喜ばしい」と、二刀流が新たな潮流になる可能性も示した。