エンゼルスの左腕ジョン・ラム投手(27)の2年ぶりの勝利はならなかった。6回途中3安打2失点で1点リードのまま交代したが、2番手のノエ・ラミレス投手(28)が3失点。勝ち星はつかなかった。

 当初はニック・トロピアーノ投手(27)が登板する予定だったが、前日15日に右肩の炎症で故障者リスト入り。大谷翔平(23)開幕投手のギャレット・リチャーズ(30)ら主力の先発陣が離脱する中、マイナーで13試合に登板し、1勝0敗、防御率3・44の成績を残していた左腕のラムに白羽の矢が立った。

 この日、マイナー契約からメジャー40人枠に入り、レッズに所属していた16年7月16日以来の先発に臨んだ。勝敗はつかなかったものの、「素晴らしい時間だった。なんとかして、チームに貢献しようと思っていた」と、約2年ぶりとなるメジャーでの登板を振り返った。(オークランド=斎藤庸裕)