ロイヤルズとマイナー契約を結んだ結城海斗投手(16)が8日、大阪府河南町で記者会見を行った。同じ羽曳野市出身のカブス・ダルビッシュ有投手に憧れる身長188センチ、最速144キロを誇る大型右腕。今年3月に中学を卒業し、多くの強豪校から誘いを受けたが進学せず、直接メジャー球団と契約した。契約年数は7年。8月上旬にも渡米し、夢舞台を目指す。

 ◆16歳以下の主なプロ契約 これまで大リーグ球団と契約した日本選手の最年少は06年7月、ブレーブスとマイナー契約した島袋涼平(当時16歳10カ月)だった。島袋はおかやま山陽高で捕手、内野手としてプレーしたが、元監督が起こした不祥事などが原因で1年生の7月に退部、12月に退学していた。NPBでは辻本賢人投手が、米国のマタデーハイスクール休学中の04年、ドラフト史上最年少の15歳で阪神から8巡目で指名された。