エンゼルス大谷翔平投手(24)は、3度目の右肘の検査を19日(日本時間20日)に受ける。11日(同12日)のマリナーズ戦の試合前、ソーシア監督が次回の検査について「最初の検査から3週間、またそこから3週間となると7月19日になる。19日に(投球に関して)制限なしになることを望んでいる」と明かした。

 6月7日(同8日)に右肘側副靱帯(じんたい)の損傷が判明。PRP(プレートレット・リッチ・プラズマ=多血小板血漿)注射を受け、3週間ノースローで調整した。28日(同29日)の再検査で打撃には影響なしとされたが、投手としては再び3週間ノースローの診断を受けていた。同監督は次回の検査日から投球練習は可能になるのかと問われ「そういうことはまだ聞いていないが、希望は持っている」と話した。

 この日はマリナーズの先発が左腕だったためスタメンから外れ、ベンチで待機した。9回の先頭で代打起用され守護神ディアスと対戦したが、3球三振。最後はサイドスローから浮き上がるような97・1マイル(約156・2キロ)の快速球を豪快に空振りした。12日(同13日)は大谷のボブルヘッドデー。切り替えて、巻き返しを図る。(アナハイム=斎藤庸裕)