エンゼルス大谷翔平投手(24)が17日(日本時間18日)、打撃面でステップアップした。

室内施設でコーチから投げられたボールを打つ打撃、ソフトトス(下からトスされたボールを打つ)打撃、置きティー(スタンドに置かれたボールを打つ)打撃を、各10球ずつ行った。コーチが投げたボールを打つ練習については、今キャンプ初。オースマス監督は「医療スタッフと翔平の意見を聞いて、準備オーケーと判断した」と話した。

次のステップは屋外での打撃練習となる。同監督は「室内ではネットがあって制限される。逆にフィールドで打つ時はフェンスやラインを越えようと、スイングする意識に違いが出てくる。外で打つのは、より大きなステップになると思う」と話した。

これまでは素振りから置きティー打撃まで1週間、置きティー打撃からソフトトス打撃まで1週間、ソフトトス打撃からコーチが投げたボールを打つ練習まで約2週間、時間を要した。次の段階に進むまでには、今まで以上に時間がかかるかという問いに同監督は「医療スタッフの判断による。早く進めば、早くなるかもしれない」と話すにとどめた。

大谷はこの日、右肘の手術後5度目のキャッチボールも行い、50フィート(約15メートル)の距離で30球、クールダウンも含めて、合計76球の投球練習で調整した。球数は前回から19球増えており、投手としても順調にリハビリを進めた。