マリナーズ菊池雄星投手(27)とのメジャー初対決を期待されていたエンゼルス大谷翔平投手(24)が、先発メンバーから外れた。

マリナーズ戦は4連戦のうち、3試合で先発が左腕となる予定。そのうち2試合で大谷が先発出場し、1試合は休養日になると明言していたオースマス監督は「数字を見て、おそらく今日が(休養日には)良い」と明かした。

4連戦での左腕先発はこの日が菊池、3戦目がミローン、4戦目がゴンザレスと発表されており、「菊池、ゴンザレス、ミローンのスタッツ(STATS)を考えて」とデータから判断したものとした。

具体的なデータについては明かさなかったが、菊池は左打者に対して通算の被打率が2割3分4厘、ミローンは同2割5分6厘、ゴンザレスは同2割7分1厘。他の2投手に比べ、左打者に対して強いデータが出ている菊池の先発時に、大谷をベンチ待機とする判断をしたとみられる。同監督は「互いに対戦するチャンスは(今後も)多くあるだろう」と話した。

大谷は試合前、キャッチボールを行い、投手としての調整。術後では最長となる135フィート(約41・1メートル)の距離で10球、クールダウンを含めて80球、投球を行った。