ア・リーグの最優秀救援投手賞に初めて輝いたヤンキースの左腕アロルディス・チャプマン(31)が、「この受賞は大きな意味を持つ」と喜びを表現した。MLB公式サイトが伝えている。

6度のオールスター選出経験があるチャプマンは今季レギュラーシーズン60試合に登板し、防御率2・21を記録したほか、42回のセーブ機会で37セーブをマーク。キャリア通算では現役投手で4位の273セーブを数えた。ヤンキースでは2015年のアンドリュー・ミラー投手(現カージナルス)に続く2人目の受賞となる。

メジャー歴代最多652セーブを挙げた元ヤンキースのマリアノ・リベラ氏からトロフィーを受け取ったチャプマンは、「長年受賞できるようにチャレンジしていたが、これまでは無理だった」とコメント。「この受賞は大きな意味を持つ。しかも、同じくピンストライプのユニホームを着ていたマリアノから受け取れるなんて、この組み合わせのおかげで受賞がはるかに特別なものになった」とうれしさを表現した。

ナ・リーグからはブルワーズの左腕ジョシュ・ヘイダー(25)が2年連続2度目の受賞を果たしたが、リベラ氏は両者を「常に攻めの姿勢でいる」と評価。「クローザーの役割は攻めること。いい加減な投球をしたり、時間を無駄にしたりする暇はない。とにかくマウンドに上がってやり遂げることだ」と語った。