フジテレビ系アニメ「サザエさん」(日曜午後6時30分)が24日に放送した「カツオ、夢のメジャーリーグ」編で、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(25)がキャラクターとして登場した。

サザエさんがテレビ番組の企画で米ロス旅行に当選して、一家で渡米するストーリー。番組冒頭で、大谷は一家のテレビ画面に登場。その後、一家はテレビでロス旅行が当選すると、おじのノリスケからエンゼルス戦のチケットをプレゼントされ、大谷を観戦することになる展開だった。

大谷に憧れる野球少年のカツオはサザエたちとともに、エンゼルススタジアムへ。試合前の打撃練習でついに生の大谷を見たカツオは「本物だ…」と感動する。

試合では、大谷の打ったホームランがカツオたちの陣取るレフトスタンドに向かって飛んできた。カツオは手にはめたグローブで見事にボールをキャッチする。

試合後、カツオはスタジアム付近で大谷と偶然に出くわす。ホームランボールを大谷に見せると快くサインをしてくれた。「ボク、きっとメジャーリーガーになります」。夢を語るカツオを大谷は「頑張れ!」と温かく激励した。

この日の番組は「サザエさん50周年記念スペシャル」。大谷は出演が発表された際に「僕自身も小さい頃からずっとみていたアニメなので今回出演することになってうれしく思っています。これからもますます長く続きますように応援しています」とメッセージを寄せている。

◆テレビアニメ「サザエさん」 1969年(昭44)10月放送開始。原作は長谷川町子さんの漫画で、1946年(昭21)から九州の地方紙「夕刊フクニチ」に連載され、その後49~74年まで朝日新聞に連載された。主人公の主婦サザエさんを中心としたフグ田家の日常を描く。浅野温子や観月ありさ主演で実写化されたこともある。13年(平25)には「最も長く放映されているテレビアニメ番組」としてギネス世界記録に認定された。今年10月で放送50周年を迎えた。